
三浦さんの代表曲「踊子」

アイ・ジョージさんといえば硝子のジョニー
1月21日、昭和30年代歌謡曲黄金時代のスター二人の訃報が入った。まずは御年97歳の三浦洸一さん。
多くの方は知らないであろうが、モダン都会歌謡の元祖とも云える作曲家・吉田正門下の第一号かと思うがこれまでの”流行歌”という世界から「歌謡曲」というジャンルを成立させた最初の方では。
代表曲、「東京の人」はマヒナスターズも出しているがムード歌謡の先駆けともいってよいであろう。
直立不動で唄い人柄がにじみ出るような真っ直ぐな歌声。凛々しくて子供ながらに好きで「踊子」はよく口ずさんでいて、先日もカラオケで唄ったばかりであった。たまたまご健在なのか気になってネットで調べたところだったが97才になられていた。芸名の三浦は出身地の三浦市からとったもの。歌謡曲、ムード歌謡の先駆者といってよいであろう。
三浦洸一さん死去のすぐ後に飛び込んできたのがアイジョージさんの訃報。三浦さんの大ヒット時期が昭和30年代前半だとすればジョージさんは30年代後半にブレークされた。
スペイン系フィリピン人とのハーフ、メキシコ人のようなエキゾチックなルックスで子供ながらに強烈な印象が残っている。小学生の頃、「QPコーワ80」のCMが話題となったが東映映画のオープニングのような荒波の断崖の上に立ち、商品名を絶唱していた。このCMは動画サイトに残っている。
実は数年前にご本人をお見かけした。新橋発渋谷行のバスでスタジアムコートを着たかなり怪しい老人がパスを見せて乗車。「あっ、アイジョージだ」と思ったが、みすぼらしく、最初は人違いかと思ったが検索すると最近の姿が出てきてやはりご本人。当時は失踪死亡説もあったが健在だった。
「硝子のジョニー」、「赤いグラス」は有名だが、弾き語りのラテンの「マラゲーニャ」など素晴らしい歌を披露していた。
この二人、真面目そうで硬派な印象の三浦さんといかにもといった怪しげなジョージさん、タイプは全く正反対だが高度成長期のオシャレになってきた都会を歌で表現し、歌謡曲&ムード歌謡の礎となったという点では共通しており、大好きな素晴らしい歌手であった。

都バスで偶然出くわした頃のアイ・ジョージさん
